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2020.03.23

レーベル代表より所属アーティスト各公演開催について

今回コロナウイルスの弊社対応についてですが、
当初政府より2週間の自粛要請、更に3月19日までの自粛延長の要請があり、弊社も19日までの公演は中止、延期の対応を行い今後の状況の判断をしておりました。


現在ウイルスが完全に収束するまでにどれだけの期間が必要なのかは誰にもわかりませんし、これ以上自粛要請が長期化すれば興行に携わる人達にとってとてつもなく大きな問題になります。


政府はイベント自粛要請のみで中止にしても補償は無いし、開催は主催者側でのリスク判断と全て自己責任です。
ウイルスが完全に消滅するか、治療薬が出来るまで感染リスクは続きますし、
収束が何ヶ月後なのか何年後なのか誰にもわからないのが現状です。


仮に数週間の外出禁止命令が出された場合、数週間も仕事を止められたら困ると声を荒げる人がほとんどではないでしょうか?
しかしエンタメ業界は、この数週間その問題と戦って来たのは事実です。


開催すれば色々とリスクがありますが、誰もこのリスクを背負ってまで開催したいわけではありません。ただ自粛を続ける先には関わっている多くの方や間接的な業種の方の生活にも影響します。


そこで生計を立ててる方達にとって自粛は無職になるのと同じ事です。
仕事が無いだけでは無くキャンセル料や固定経費の損害も発生します。


第一に人命を守る事が先決ですが、生活が出来なくなればそれも人命に関わる問題なのでは無いかと思います。


ワクチンや明確な治療薬が無く未知のウイルスであるだけに、不安や混乱を引き起こしていますが、治らない病では無く軽症や完治、快方に向かっている事実もありますし、ワクチンや治療方法があっても毎年インフルエンザで多くの方が亡くなっているのも事実です。


情報過多によりこれ以上の不況連鎖を起こせば日本全体の景気が更に低迷し、そうなれば国民の生活に大きな影響を及ぼします。
すでにその影響の被害はエンタメ以外にも様々な所で起きています。
感染者の人数より、色々な業種で生活苦に追い込まれる人数の方が多くなる可能性も考える必要があると思います。


今起きてしまっている問題に対して、正解は誰も出せませんし、誰かに責任を押し付けたり責めていても解決はしません。目を背けるのではなく、この問題としっかり向き合った上で、未来に向けてそれぞれの立場で最善の策を考えて行く事が大切だと感じます。


イベントを行う為に意見を正当化させているわけではありません。
皆んな生きる為に生きています。
経済が動いてる以上、感染リスクは0ではありませんし、自粛の先に起きる問題はウイルスよりも深刻な問題として国民に襲い掛かる事は目に見えています。


自粛要請に対して何も補償出来ないのであれば、せめて感染被害を防止する為にも曖昧な要請ではなく、イベント実施に関しての明確なガイドラインを作成するべきだと思います。


感染被害が拡大すれば政府の支持率も落ちるだろうし、政治家生命にも関わる問題になるから目先の対応をするしかありませんが、中途半端な対応だと何も解決しません。
やるならやるで、全国民の問題と提起して、
海外の様にライフライン以外の物は全て止めて早期解決をさせるべきだと思います。


そこに踏み込まない以上は、感染拡大を防止する事。これ以上の経済不況を引き起こさない事。この二つの問題を両立させて真剣に考えなくてはならない時が来ているのでは無いかと思います。


今は一人一人が出来る限りの感染予防を心がけ変わらない日常を送る事が大切だと思います。


日本の文化や経済を途絶えさせない為にも、感染被害だけで無く中途半端な自粛を続ける先の問題にも真剣に向き合って行かなければならないと考えています。


3月21日に弊社所属全バンドの公演がありました。実際やってみないとわからない部分もあり、その後メンバー全員とのヒアリングを行いました。


メンバーそれぞれの意志を尊重し今後の判断をしようと考えていましたが、全バンド公演を続けたいと言う意志だったので、事務所として出来る限りの感染予防を行い、開催のリスクを背負わなければならないと判断致しました。


何も考えずに出した答えではありません。
もちろん色々な見解があり賛否両論がある事も理解していますが、自粛するのも自粛しないのも外出するのも外出しないのも、それぞれの観点からの答えに正解も不正解も無いと思います。
なぜなら感染された方だけではなく全ての人が今コロナウイルスの被害者なのですから。


最後になりましたが、弊社B.P.RECORDS所属アーティストの公演は感染防止に細心の注意を払い今後も状況を見ながら公演を行う予定です。
ご参加される皆さまにおかれましても、手洗い、うがい、マスクの着用、その他感染防止への取り組みにご理解とご協力をよろしくお願いします。


そして何より先にこの問題が収束されて出来るだけ早く平穏な日々が訪れる事を祈っています。


最後までご高覧頂き有難うございました。


株式会社ビーフォレスト 
代表取締役 大森祐輔

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